obackのブログ

虹ヶ咲を中心に、主にラブライブ!シリーズについてのブログです。

やがてひとつの物語

この記事をご覧になったあなたは、「やがてひとつの物語」という楽曲をご存じですか?

 

 

2020年9月に発売された虹ヶ咲の3rdアルバム「Just Believe!!!」に収録されている桜坂しずくのソロ楽曲です。

 

ゆったりとした曲調から始まったと思えば、突然3拍子になり、また4拍子に戻り、そして壮大なサビへと向かう、演劇部にも所属している桜坂しずくらしい楽曲となっています。

 

発売されて1年と2ヶ月が経とうとしている今、私はこの曲にズブズブになっていますw

今回はそんな「やがてひとつの物語」についての記事となっています。

 

 

あとすみません、「やがてひとつの物語」とかいうタイトルしてますが、めっちゃ脱線します。でも桜坂しずくの話しかしてないので許して下さい!

あくまでも「やがてひとつの物語」から広がる物語...なのです...多分...

 

桜坂しずくとは

まずはこの楽曲を歌っている桜坂しずくについてまとめてみました。

★学年     1年生
★誕生日    4月3日(牡羊座)
★血液型    A型
★身長     157cm
★スリーサイズ B80・W58・H83

桜坂しずく | ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS(スクスタ) (bushimo.jp) より

 

そして、一番のポイントとして、桜坂しずくは演劇とスクールアイドルを掛け持ちしています。掛け持ちしてるだけですごいのに、それを両立できているところが立派です。

 

桜坂しずくのこれまでの楽曲

ブログ投稿時点で桜坂しずくのソロ楽曲は5曲あります。

1stアルバム収録  あなたの理想のヒロイン

2ndアルバム収録 オードリー

3rdアルバム収録  やがてひとつの物語

アニメ挿入歌     Solitude Rain

4thアルバム収録  エイエ戦サー

「あなたの理想のヒロイン」は演劇部のしずくが、曲名通り"あなた"の理想のヒロインを演じたい、演じることであなたを笑顔にしたい、という楽曲です。

「あなたの理想のヒロイン」にはこのような歌詞があります。

これまでの私にはなかった表現力がいま

物語第二章の始まり 静かに幕が上がる

"あなた"との出会いによってしずくの新しい物語が始まったようです。

そして、この歌詞をこの記事の後半までよく覚えておいて頂きたいです。

 

続いて「オードリー」についてですが、桜坂しずくの憧れの女優であるオードリー・ヘップバーンが元となっているようです。そのオードリー・ヘップバーンに近づいていく様がこの曲では見ることができます。

「オードリー」にはこのような歌詞があります。

本当の気持ち たまにわからなくなる

今の私は誰で 何を想う

自分らしさって一体何なんだろう

私を演じることと違うの?

 

前奏が終わり1番Aメロの歌詞です。超簡潔に言うと、自分を見失っています。

この歌詞も後で触れますね。

 

やがてひとつの物語について

お待たせしました。ここからが今回のメイン「やがてひとつの物語」についてです。

この楽曲を超簡潔にまとめると、「"あなた"と私(しずく)の物語」です

 

"あなた"としずくの物語の楽曲、既にありませんか?

 

という疑問を持った方がいらっしゃるかもしれません。鋭い。

 

正解です。

「あなたの理想のヒロイン」も"あなた"としずくの物語です。そして、「やがてひとつの物語」は「あなたの理想のヒロイン」の続きである決定的な証拠があります。

 

はじめようここからがそう第三章

起承転結の転になる

これまでの伏線を回収して

クライマックスへ

 

「やがてひとつの物語」の落ちサビに当たる部分の歌詞です。

先ほど記載した「あなたの理想のヒロイン」の歌詞と比較すると、何か似ている部分はありませんか?

 

 

皆さんお気付きでしょう。「第二章」と「第三章」という2つのワードが出現しました。「あなたの理想のヒロイン」にて始まった第二章は「やがてひとつの物語」の途中で終わり、そこからは第三章が始まったのです。「オードリー」は全編第二章ということでしょう。

これを踏まえると

第一章..."あなた"と出会う前のしずく

第二章..."あなた"と出会い、理想のヒロインを演じるしずく

第三章...私らしさを最大限に出すしずく

ということになりますね。

 

私らしさとは

「私らしさ」なんて単語が急に出てきましたが、どこから出てきたんや?と質問されそうなので、ここからはそれについて書いていきます。

しずくの楽曲は、どれも「私」を探しています。場面によって歌詞は異なりますが、至る所にそのような表現が存在しています。

例として、先ほど挙げた「オードリー」の歌詞もそうです。「自分らしさって一体何なんだろう」の部分がそうですね。

 

これは、演劇をしているしずくならではの悩みかもしれません。

演劇にて演じているキャラクターは、それは自分ではありません。演じているから...と言われればその通りですが、偽りの自分を出して、そのキャラクターになりきっています。キャラクターを偽ることはいくらでもできると思います。特に演劇はシナリオがあるので、そのキャラクターになっておけば何とかなるのです。

しかし、現実の生活だとちょっと困ってきますね。

最近の人は没個性だ...なんて言われたりすることもありますが、個性、つまり本当の自分を持っていない人も世の中にはいるかもしれません。

桜坂しずくはそれに困っていたのです。

演劇で得た知識や技能を活かして桜坂しずくを演じていたところで、それは本当の桜坂しずくではないのかもしれない、じゃあ本当の私って何...?となっているみたいです。

 

「オードリー」では、憧れの大女優になりきることで、それを自分の個性にしたと思います。しかし、それでは解決しなかったのか、次の楽曲である「やがてひとつの物語」も冒頭からこのような歌詞があります。

 

まだ答えは出せない

簡単には言えない

私のこの気持ちや

言葉は台詞なのかな

 

演じることを自分の個性としてきたしずくは、自分自身の発言を演劇の台詞と例え、それは本当の自分では無いと言っています。

 

"あなた"としずく

上記の歌詞の次の歌詞は以下のようになっています。

だけどあなたといる時だけは

自然と話せる気がする

"あなた"の前だけは、自然と話すことができる、つまり本当の桜坂しずくが出せているということです。

だったら、"あなた"としずくのやりとりで出てくる本当のしずくをどんどんと重ねることによって、やがて桜坂しずくという一つの物語が完成する、という曲ではないかと思います。

そして、"あなた"は、演じることも自分らしい、としずくに教えてくれます。これにより、しずくは自信を持ってレベルアップしていきます。

 

人生という名の大きな舞台を 輝かせたい

 

一番演劇部の桜坂しずくっぽい歌詞です。演じることで自分らしさを表現し、桜坂しずくという大きな物語を輝かせます。

第四章、起承転結の「結」はあるのか?

前述した落ちサビの歌詞には「第三章」と「起承転結の転」というワードがあります。

そして、「あなたの理想のヒロイン」には「第二章」というワードがあります。

.

それでは、「やがてひとつの物語」の続きとなる「第四章」「起承転結の結」となる楽曲は出てくるのでしょうか...?

私は出てこないと思います。終わっちゃうもん。悲しいよ?

そりゃ虹ヶ咲というコンテンツが永久にあるわけでは無いですし、いつか終わりを迎えることになります。しかし、曲も終わりを迎えたらそれは悲しい、という超単純な考え方を私の意見とさせて頂きます。

 

第一章、起承転結の「起」はあるのか?

では次は始まりについてです。「あなたの理想のヒロイン」はあくまでも第二章なので、最初の曲にして第一章はぶっ飛ばしています。

 

では本当に第一章は無いのか...?

 

私は第一章にあたる曲は既にあるんじゃないかなーと思います。

 

その曲は「オードリー」です。

 

なぜ「オードリー」が第一章なのか

一つ目に、桜坂しずくが演劇を始めたきっかけだと思われるオードリー・ヘップバーンに関連している楽曲だからです。

オードリー・ヘップバーンが出てくる訳ではないですが、しずくが演劇を始めたきっかけがオードリー・ヘップバーンだと思うので、言うなれば桜坂しずくの「始まりの歌」だと思います。

 

二つ目に、"あなた"が出てこないことが挙げられます。第二章「あなたの理想のヒロイン」と第三章「やがてひとつの物語」には"あなた"が歌詞に登場します。

ところが「オードリー」には"あなた"やそれ相応の人物は登場しません。なので、"あなた"と出会う前の楽曲なのかもしれません。

 

三つ目に、「オードリー」で問題提起した「自分らしさって何」について、第二章「あなたの理想のヒロイン」では演劇をすることで一旦解決し、第三章「やがてひとつの物語」ではそれをさらに発展させていきます。

 

以上の通り、「オードリー」が起承転結の起、桜坂しずくの始まりではないかと思います。

 

桜坂しずくの物語

ここからはまとめです。

私がどうして「やがてひとつの物語」が好きなのか、というお話になります。

すごく簡潔に言うと、歌詞に共感できる部分が多い、ということです。

 

気持ちって出すの難しいですよね。自分を良いようにキャラ付けして演じることは簡単なことですが、それを貫くことは非常に難しいことです。いつか矛盾が起こります。

そして、しずくで言えば"あなた"のように、本音で語れる人の存在は大切です。私はうっかり本音が漏れるタイプの人間なので、誰相手でも本音で喋り始める場合がありますが、だいたいは良いように演じているのかもしれません。無難なところを攻めるっていうやつです。でもそれだとダメなんですよね。本当の自分を出せてないから。なので、しずくに対する"あなた"のような存在は重要です。

 

そして、"あなた"によってしずくが一段と成長していく、そういうストーリー性が良いなあと思いました。

あと普通にメロディもすきです。

そしてライブパフォーマンスを見て欲しい!!!

2ndライブとA・ZU・NAのファンミーティングで披露されています。2ndの円盤は既に発売されていますし、今ならなんとファンミーティングのアーカイブが見れます!!!

やっぱり買って見るしかないんだよなあ?

 

ちなみに私は両日現地で配信チケットは買ってなかったので、帰宅翌日2ndの円盤を見るのでした。

 

「やがてひとつの物語」の物語は桜坂しずくという物語でした。

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桜坂しずくの"本当の自分"

「やがてひとつの物語」では演じることも本当の自分だと気付かされていますが、演じるばかりではなく、素の自分、本当の自分を出したいとなります。

 

そんなしずくについての歌もなんとあります。「Solitude Rain」と言うんですけどね。

アニメ時空とスクスタ時空とかいうややこしい関係があるので一緒くたにはあまりしたくないのですが、第三章の続きは「Solitude Rain」なのかもしれません。

 

詳しくはアニメ8話をご覧下さい(クソ雑投げやり)

 

じゃあ素の自分で振る舞えたら第四章の始まり...?それは想像にお任せします。

(訳:私は公式じゃないし、知らん)

 

以上です!!!

実はこの記事を書こうと思ったのが昨日で、そのときは何も内容とか考えていなかったのですが、ちゃんと記事になって良かったですw

 

異常な長文でしたがご覧いただきありがとうございました!!!